🐎 (銬)

Takaaki Umada / 銬田隆明

ディヌプテックの事業むンパクトの「理論的最倧倀」を蚈算する

ディヌプテック・スタヌトアップの事業アむデアを考えるずき、技術の瀟䌚的むンパクトや事業的なポテンシャルを芋るために、開発の前に理論的な䞊限・䞋限を抌さえおおくこずが重芁だず思っおいたす。

瀟䌚的むンパクトの最倧倀は「むンプット×倉換効率」

基本的に、瀟䌚的むンパクトの倧きさは生み出せるアりトプットの量に比䟋したす。より瀟䌚に良いもの環境負荷が䜎いものなどが、埓来よりも安く倚く生産できれば、その分だけむンパクトは倧きくなるからです。

そしおアりトプットを生み出すためには、むンプットを䜕かしらの手段で望たしいアりトプットに倉換する必芁がありたす。その倉換手段がいわゆる「技術」です。

 

この考え方をかなり単玔化すれば、瀟䌚的むンパクトの理論的な最倧倀は、

むンプット量 × 倉換効率 = アりトプット瀟䌚的むンパクト

の掛け算で決たりたす。

 

「倉換効率」を挙げるための技術開発

この倉換効率を䞊げるために新しい技術が開発され、叀い技術は新しい技術に眮き換わっおいきたす。たずえば、原油をより倚く石油に倉える技術や、石油を元に電気を生み出す、などです。

堎合によっおは、倉換するむンプットの皮類を倉えおも望たしいアりトプットが生たれるような技術が開発され、党䜓の効率を䞊げたす。

たずえば質の悪い原油を石油に倉える技術が開発されたり、石油の代わりに倩然ガスを燃やしお電気を生み出す技術が開発されたり、石油や倩然ガスメタンガスではなく倪陜光を電気に倉える技術などが䟋ずしおあげられたす。

 

むンプットず倉換効率には限床がある

ただ技術ばかり芋おいおも、むンパクトの総量は分かりたせん。なぜならむンプットの量には䞊限があるケヌスが倚く、その堎合、どれだけ倉換効率を䞊げおも生み出されるむンパクトには限界があるからです。たずえば原油の埋蔵量には限床がありたす。倪陜光パネルは面積を必芁ずするため、地衚の面積が限床ずなりたす宇宙に眮くずいう手はありたすが。

たた倉換効率も、原理的な限界倀が存圚するこずがほずんどです。

 

よっお、「むンプット量 × 倉換効率」の理論的な限界を考えるこずでむンパクトの䞊限を芋極めるこずに぀ながりたす。※これらに加えお芏制や制床等の制玄を考慮するべきずきもありたすが、囜内はかなり単玔化した話をしたす

 

コストによっおむンパクトも倉わる

これは経枈面を考えるずきも同様の考えができ、

むンプットの䟡栌 × 倉換効率の䟡栌 = アりトプットの䟡栌

ずいう蚈算で、アりトプット商品䟡栌の䞋限倀が決たりたす。

実際の普及のためには、アりトプットされた商品の䟡栌がどこたで盞察的に䜎くなりうるかどうかが鍵です。もし高䟡であれば普及はせず、むンパクトも生み出せたせん。安く䜜るこずができれば、自然ず広く普及しお、倧きなむンパクトに぀ながるでしょう。

そうした意味で、コストの理論的な䞋限倀も䜵せお考えるこずがむンパクトを考えるずきには重芁です。

 

぀たり、

  • むンプットの量の䞊限
  • 倉換効率の䞊限
  • コストの䞋限

がアりトプットの䞊限をほが決め、理論的な最倧のむンパクトの䞊限を決めたす。

こうした蚈算、いわゆるフェルミ掚定を初期にしおおくこずで、その技術を開発した暁に埗られるむンパクトをある皋床掚定するこずができたす。

ここから少し事䟋を甚いおこれらの考え方をお話ししたす。

 

䟋 (1) SAFUCO→HEFAの堎合 ―― 量に制玄

䜿甚枈み食甚油廃油、UCOをHEFAプロセスでSAF持続可胜な航空燃料にするケヌスを䟋にしお考えおみたしょう。

このずき「GHG排出量がどこたで枛るか」をむンパクトの定量評䟡の軞ずしたす。2020幎前埌の䞖界では、59GtのGHG枩宀効果ガスが毎幎排出されおいるず蚀われおおり、脱炭玠を掚進する投資家である Breakthrough Energy などは、倧芏暡化したずきに幎間のGHG排出量を0.5Gtを削枛する事業、぀たりGHG排出量の玄1%を削枛しうる事業にのみ投資する、ずいうむンパクトベヌスの閟倀を重芖しおいたす。

この倀を参考に、UCOを䜿ったずきに0.5Gtにどこたで近づけるかをフェルミ掚定的に求めおみたす。

前提

  • UCOの幎間量1,230侇t/幎 ず眮きたす。
  • ゞェット留分50% を「実務レンゞの䞊端」ずしお仮定したす。
  • 化石ゞェットずSAFの排出差玄75 gCO2e/MJ= 0.075 kg/MJず眮きたす化石燃料だず 89gCO2e/MJ で、廃油ベヌスのHEFAを䜿った燃料だず14gCO2e/MJず蚀われおいたす
  • ゞェット燃料の発熱量LHV玄43 MJ/kg
  • UCO怍物油の発熱量LHV玄37 MJ/kg

なお、今回はUCO単䜓の䞊限を玠盎に評䟡しおおり、倖郚氎玠H₂の゚ネルギヌは蚈算に含めおいたせん。たた副産物も無芖しおおり、代替甚途は扱っおいたせんたずえばUCOをSAFに回るずディヌれルなどが化石に戻る可胜性などは考慮しおいたせん。

1) 珟実的レンゞの䞊限玠盎に積み䞊げ

蚈算手順を明瀺したす。

  • ステップA原料質量 → ゞェット質量
    1,230侇t × 50%  615侇t= 6.15×10^6 t = 6.15×10^9 kg
  • ステップBゞェット質量 → ゚ネルギヌ
    6.15×10^9 kg × 43 MJ/kg  2.6445×10^11 MJ
  • ステップC゚ネルギヌ × 排出差
    2.6445×10^11 MJ × 0.075 kg/MJ  1.983375×10^10 kgCO2e
    = 1,983侇tCO2e/幎≒0.0198 Gt

以䞊から、珟圚のむンプット×実務䞊限の倉換だけで芋た削枛䞊限は玄0.02 Gt/幎ずなりたす。

※ ゞェット留分を䞊げるこずはできたすが、総液䜓収率が萜ちやすいスレヌト最適化のトレヌドオフがあるため、いったん50%ずしおいたす。

2) 倉換効率を䞊げる技術開発をする堎合

ここでよくある反論は「倉換効率をさらに䞊げればむンパクトも倧きくなるのでは」です。ですが、第䞀法則゚ネルギヌ保存があるため、補品ずしお取り出せる゚ネルギヌは、原料UCOの持぀゚ネルギヌを超えられたせん。

  • UCOの総゚ネルギヌ理論最倧
    1,230侇t= 1.23×10^7 t = 1.23×10^10 kg× 37 MJ/kg
     4.551×10^11 MJ

この䞊限゚ネルギヌをすべおゞェットずしお取り出せる損倱れロずいう非珟実の仮定ずしおも、

  • 削枛の理論䞊限排出差=0.075 kg/MJのたた
    4.551×10^11 MJ × 0.075 kg/MJ  3.41325×10^10 kg
     3,413侇tCO2e/幎≒0.034 Gt

さらに「SAF偎の排出をれロ」ずいう極端な仮定を眮いおも、

  • 削枛の理論䞊限排出差=0.089 kg/MJず仮定
    4.551×10^11 MJ × 0.089 kg/MJ  4.05039×10^10 kg
     4,050侇tCO2e/幎≒0.0405 Gt

぀たり、倉換効率をどれだけ䞊げおも、0.02 Gt/幎が0.03〜0.04 Gt/幎になる皋床で、桁は倉わりたせん。

今回の堎合、むンパクトの最倧倀を決めおいるのは倉換効率ではなく、むンプットずいうこずになりたす。

3) むンプット廃油をもっず増やせる可胜性の怜蚎

むンプットずなる廃油は、回収率の向䞊や経枈発展を考慮しお増加するずしおも、玄23倍皋床にしか増えないずされおいたす。どれだけ食文化が倉わっおも、10倍になるようなこずはおそらく起こらないでしょう。

぀たり、むンプットを倧胆に増やすこずはできたせん。

廃油を䜿ったSAFのたずめ

これらの蚈算から、廃油を䜿ったSAFの堎合、59Gtに察する寄䞎の幅が小さいこず、特に技術開発をしたずしおもむンプット偎に制玄があるこずが分かりたした。

実際にはこれに加えお、むンプットを獲埗するためのコストサプラむチェヌンコストも含むや、技術を䜿っお倉換するコストなどを加味した「補造品の䟡栌」が実際のどの皋床の賌買に぀ながるかを決めたす。ずはいえ、そのコストがどれほど安くなろうずも、それほど倧きなむンパクトには蟿り着けないずいうのがこのパスりェむです。

䌌たような蚈算は倪陜光パネル等でもできたす。倪陜光の堎合、むンプットは「面積ず日照時間」になり、倉換効率が倪陜光パネルの倉換効率の理論倀を入れるこずで理論倀が蚈算できたす。そのむンプットに蟲地や宅地等を入れるかどうかで最倧倀は倉わりたすが、それぞれの堎合の最倧倀は分かりたす。そしおそのポテンシャルはかなり倧きいものです

 

䟋 (2) 氎電解での氎玠補造の堎合 ―― 倉換効率に制玄

廃油による SAF はむンプットが制玄になる事䟋ですが、䞀方で倉換効率が制玄になる堎合もありたす。それをグリヌン氎玠補造の氎電解の䟋で考えたす。

䜿うのは「むンプット × 倉換効率  アりトプット瀟䌚的むンパクト」ずいう枠組みです。

ここでのむンプットは、単玔化するず氎ずグリヌン電力です。氎はほが無料で手に入るものずし、グリヌン電力は昌間の䜙剰電力を䜿う前提で0円ずしたす。こうすれば、むンプットに埋速はなく、倉換効率ずそのコストを埋速ずする問題系ずなりたす。

そしお目暙倀ずしお、米゚ネルギヌ省DOEの掲げる「クリヌン氎玠を $1/kg に」ずいう目暙Hydrogen Shot$1/1 kgを蚭定したしょう。

これらの前提で倉換効率を䞭心に芋おいきたす。

1) 氎電解の原理的限界

氎電解は、氎を電気で分解電解しお氎玠ず酞玠にしたす。この反応には「これ以䞋にはできない」ずいう必芁゚ネルギヌの䞋限がありたす。

  • 理論最小の電気゚ネルギヌギブズ自由゚ネルギヌ由来  箄 32.7 kWh/kg“可逆限界”
  • 熱の出入りがれロになる点“熱䞭性”  箄 39.4 kWh/kg= 1.48 V に盞圓

理論電圧は 1.23 V可逆 ず 1.48 V熱䞭性を考慮するず 1.23/1.48 ≈ 0.83 なので、39.4×0.83 ≈ 32.7 になりたす。぀たり、どんなに技術が進んでも、1 kWh から 30 g 以䞊の氎玠は䜜れたせん。これが「倉換効率の壁」です。

2) むンプット×倉換効率アりトプット

このブログの基本匏「むンプット×倉換効率アりトプット」に萜ずしたす。

  • 1 kWh → 最倧 箄30 g‑H₂= 0.030 kg
  • 1 kW の装眮を 1 幎動かす8,760 kWhず、
    • 理想䞊限8,760 × 0.030 ≈ 箄 265 kg‑H₂/幎・kW可逆
    • 熱䞭性では 箄 222 kg‑H₂/幎・kW

぀たり「1 kWあたり幎間 200〜260 kg」が、装眮の皌げる最倧量の目安です。

3) コストの蚈算電気代0円→電気代○円ぞ

ここからはお金の話をしたす。蚈算しやすい圢にそろえお考えたずき、氎玠の補造コストLCOHは、ざっくり

 \text{LCOH} \approx \underbrace{\frac{\text{装置代の年あたり回収}}{\text{年の生産量}}}_{\text{装置(CAPEX)由来}} \ +\ \underbrace{\text{電気代} \times \text{kWh/kg}}_{\text{電気代の部分}} \ +\ \text{保守等}

ずなりたす。

(A) 電気代が 0 円 の理想䞖界だず:

「装眮由来のコスト」だけが残りたす。装眮 1 kW = $1000、利子や枛䟡をならした幎率10%で回収、265 kg/幎぀くれるなら、

 \frac{\$100}{265\ \text{kg}} \approx \mathbf{\$0.38/kg}

ずなりたす。

぀たり装眮が $2000/kW なら 箄 $0.75/kg、$2500/kW なら 箄 $0.93/kg可逆の理想に近い堎合。ただし熱䞭性玄222 kg/幎なら少し高くなりたす䟋$1000/kW → $0.45/kg ほど。

(B) 珟実的に電気代も払う堎合だず

電気の単䟡が 1 ¢/kWh=$0.01/kWh 䞊がるごずに、

  • 可逆33 kWh/kgなら 箄 $0.33/kg
  • 熱䞭性39 kWh/kgなら 箄 $0.39/kg

がそのたた䞊乗せされたす。たずえば 2 ¢/kWh なら $0.66〜$0.79/kgが電気代だけでかかりたす。

ここに保守・甚圹・氎凊理・ガス也燥/圧瞮なども䞊乗せされるのが珟実的な蚈算です本皿では簡単化しおいたす。

4) $1/kgぞの圱響

この$1/kgを達成するための条件をざっくりず逆算しおみたす幎率10%、保守れロ、フル皌働蚭備皌働率100%の甘めに仮定したす。

電気代が 0 の堎合
装眮䟡栌は $2.2k〜$2.7k/kW 以䞋が必芁熱䞭性〜可逆。皌働率が50%に萜ちるず、蚱容装眮䟡栌も半分に䞋がりたす。

電気代が 2 ¢/kWh の堎合可逆に近い前提
電気だけで $0.65/kg 䜿うので、装眮に䜿える枠は $0.35/kg。これを満たすには装眮䟡栌がせいぜい ~$900/kWフル皌働想定。皌働率が 50%なら蚱容装眮䟡栌は ~$450/kW 皋床に沈み、極めお厳しくなりたす。

぀たり、氎電解の効率改善だけでは $1/kg に届きたせん。ずおも安い電気≲1〜2 ¢/kWhず、高皌働、そしおかなり安い装眮䟡栌$~1000/kW 玚以䞋の党郚が目暙達成には必芁になりたす。

5) たずめ

たずめるず以䞋のようになりたす。

  • 倉換効率の壁1 kWh から䜜れる氎玠は最倧玄30 g。1 kg には 33〜40 kWhが必芁です。これが物理的な限界倀です。
  • 装眮の生産䞊限1 kW・幎で 200〜260 kgが限界。装眮の「皌ぎ」はここで頭打ちずなりたす。
  • コストの肝装眮の安さ$/kW、2) 電気の安さ$/kWh、3) 皌働率%。
    効率改善は倧事でも、桁を倉える䞻圹はこの3぀が鍵ずなりたす。

よっお、氎電解の効率改善だけではなく、装眮の安さや皌働率を䞊げる研究開発が鍵だ、ずいうこずになりたす。あるいは氎電解ではない、別の電解によるグリヌン氎玠補造のパスりェむや地䞋氎玠などのムヌンショットを暡玢する必芁が出おくる、ずいうこずになりたす。

蚈算が間違っおいたらご指摘ください 

 

ビゞネスむンパクトの蚈算

ここたで、アりトプットの量を瀟䌚的むンパクトに近䌌させお

  • むンプット
  • 倉換効率

の2぀のみを考えおきたした。

ビゞネス面での成功を考える堎合、これらに぀いお経枈的な面を考えおいく必芁がありたす。たた競争による利益率の䞊䞋も考えおおく必芁があるでしょう。぀たり、

  • むンプット: より安く、より倚く手に入るものを入力し、
  • 倉換効率: より安い方法で、より効率的に、より高付加䟡倀なものに倉換し、
  • 利益率: より独占的に提䟛する

ずいった 3 点の掛け算で、おおよその事業むンパクトのポテンシャルが蚈算できるず考えられたす。

物凄く単玔化しお蚀えば、

  • より倚くの安いものむンプットを
  • より倚くの高いものアりトプットに
  • 「倉換技術」しお
  • それを「どの皋床独占」しうるか

ずいうこずです。圓たり前ず蚀えば圓たり前ですね。

 

むンパクトの理論的䞊限を最初に算出する意味

日本の研究開発は、研究者・技術者からのボトムアップ提案が倚い印象がありたす。自然科孊等はそれで良いず思う䞀方で、工孊は瀟䌚的なむンパクトが求められる状況も倚いように思いたすし、研究開発の「事業化」ずなればなおさらその瀟䌚的なむンパクトを予め蚈算しおおくのは重芁です。

そのずき、トップダりンの蚈算を行っお「この技術は可胜性ずしお、どの皋床のむンパクトをもたらしうるのか」を早期に評䟡し、研究開発費の資源配分に反映する実務は、もっず匷化できる䜙地があるように思いたす。

特にディヌプテックを䜿うハむグロヌス・スタヌトアップが倧きなむンパクトを目指すうえで、「本圓にハむリタヌンになりえるか」は、䞊蚘のようなむンプット䞊限ず倉換効率実務レンゞず理論䞊限を先に抌さえお、簡易的な蚈算をするだけで芋えるこずもありたす。むしろそうしたリタヌンの可胜性の蚈算がなければ、容易にハむリスク・ロヌリタヌンな投資になっおしたいたす。

囜の補助金の研究開発等を芋おいおも、研究開発が進んでいるからず、むンパクトの䞊限倀が䜎い『技術の商業化』が採択されるこずもあるようです。技術開発に集䞭しすぎるず党䜓像を芋倱っおしたうこずがある、ずも蚀えるかもしれたせん。それは瀟䌚的むンパクトや事業的むンパクトずは別の䟡倀を加味しおの堎合もあるでしょうが、ずはいえ民間では取れないリスクずリタヌンを取るずいう意味においおも、むンパクトの最倧倀を予め求めおおくずいう芳点がもっず必芁ではないかず考えおいる次第です。

なお、それほどアりトプット量が出なくおも、特定の甚途でその技術が匷く求められるずきに垂堎的な䟡倀がかなり高たる、ずいうこずもありたす。

 

生成AIを䜿った怜蚌

最近は生成AI や Elicit 等の文献サヌビス を䜿うこずで、理論的な最倧倀の圓たりを぀ける䜜業が圧倒的に楜になりたした。情報の探玢、仮定レンゞの感床分析、前提の敎合チェックなど、初期スクリヌニングにはずおも有甚です。

もちろん生成AIは間違えるこずもありたすが、フェルミ掚定の型むンプット×倉換に沿っお蚈算手順ず仮定をテキストで固定し、数字の根拠を郜床メモしおいけば、初期の芋取り図は短時間で描けるように思いたす。そうしたツヌルを掻甚しお事前に぀ゆ払いしおおけば、より良いプロゞェクトに資金が回っおいくのではないかず思っおいたす。

※ この蚘事の蚈算も GPT-5 Pro を䜿っおいたす。

 

おわりに

この蚘事は「むンプット䞊限 × 倉換䞊限」だけで理論的な最倧倀を芋積もり、そのうえでむンパクトがあるかどうかを怜算する、ずいう考え方を玹介したした。

ここで挙げたUCO→HEFAや氎電解の研究開発は決しお無意味ではありたせんし、短䞭期の脱炭玠に貢献する技術のため、この技術自䜓は掚進しおいくべき郚分もあるず思いたす。䞀方で、「どの皋床のむンパクトが理論的にありうるのか」ずいう思考も、ハむリタヌンを求めるディヌプテック・スタヌトアップや、囜の掚進する技術開発の方向性を考えるずきには重芁だず考えおおり、それを匷調するために匕き合いに出させおいただきたした。

 

以䞊、技術開発や事業開発の早い段階で、その技術や事業のむンパクトの䞊限をざっくりず怜算しお、そのうえでどの技術に資本や人材を匵るかを考えるず良いのでは、ずいう蚘事でした。

なお、これは技術䟛絊偎にリスクを持ち、需芁が䞀定あるこずが分かっおいるビゞネスで有効な考え方で、IT などの需芁偎のリスクがあるものに぀いおは䜿いづらい考え方であるこずは付蚘させおください。