🐴 (馬)

Takaaki Umada / 馬田隆明

『解像度を上げる』の概要とポイントが 5 分で分かる解説

『解像度を上げる』という書籍を 11/19 に発売しました。

この本は2021年に出した同名のスライドの書籍版であり、より詳細な内容にしたものです(当時は『解像度を高める』というタイトルで公開しました)。

主に以下のスライド群の内容を詳細にしたものとなっています。

これらのスライドを読んでみて、何か得るものがあったのであれば、ぜひ書籍も手に取っていただければ幸いです。

www.amazon.co.jp

 

🖼️ 解像度の解像度を上げるためのフレーム

「解像度」という言葉が、ビジネスの会話で頻繁に使われるようになったように思います。ただ、その言葉が用いられるときの意味は様々あるようです。

そのため「解像度が足りていない」と誰かから言われたときに、「それが何を意味するのか」「どのようにアクションすれば良いのか」が不明瞭である場合も多いのではないでしょうか。

そこで本書では解像度という言葉の解像度を上げようと試みています。

特に解像度を

  1. 深さ
  2. 広さ
  3. 構造
  4. 時間

の4つの視点で整理することで、解像度の意味することを分かりやすく、覚えやすくして、日々のビジネスで解像度という言葉をより使いやすくできればと思っています。

💰バリューを出すための基本も解説

解像度を上げることが求められているのは、起業家だけではありません。日々の業務でも高い解像度が必要な人も多いはずです。

そのため本書は、スタートアップ向けの書籍ではなくビジネスパーソン向け、特に若手向けの方にも手に取ってもらえるように書きました。解決策よりも課題が大事な理由などの基礎的なことも説明しており、新入社員の方などに渡して読んでもらえると嬉しいです。

❓🔨 課題と解決策の解像度に分けて考える

今回の書籍では、

  1. 課題
  2. 解決策

の解像度を上げることにフォーカスしてお話ししています。

本の後半では「課題の解像度を上げる方法」と「解決策の解像度を上げる方法」を、それぞれ深さ、広さ、構造、時間の4つの視点から整理しました。

多くの人と話していて、特に「課題の深さ」が足りないことが多いので、そこについては重点的に解説する章として用意しています。

🧠 思考本を超えて、情報×思考×行動

本書はいわゆる「思考本」のジャンルの本だと思います。

思考本の多くはその名の通り思考に関することが中心に書かれていますが、私個人としては、思考することと同程度に「行動すること」や「質の高い情報を得ること」も重要だと思っています。

そこで本書では解像度を上げるためには

  1. 情報(収集)
  2. 思考
  3. 行動

という3つを組み合わせ、反復しなければならないという立場を取り、思考以外の部分もカバーしながら解像度を高める方法についてまとめています。

🥋 情報×思考×行動のための「型」を紹介

本書を読んだ後に、より具体的に行動に移せるよう、解像度を上げるために必要な「情報×思考×行動」方法を、4つの視点を基に48の型として紹介しています。

より具体的には言語化、顧客インタビュー、サーベイ、分けることと比較すること、抽象化と具体化、先を読むことなどです。

『鬼滅の刃』では「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」などと型が整理されていましたが、そうした形で「課題の深さ 型1 言語化」などと思い出してくれると嬉しいです。

こうした型を意識しながら、まずは行動して、粘り強く取り組んでいた起業家チームは、かなりの確率で高い解像度に到っているように思います(たとえば FoundX に参加していただいていた SoftRoid 社などはその一例のように思います)。

🚩 前半は概念説明、後半は方法論

本書では、前半3章までが「解像度」という概念の整理、4章以降が「解像度を上げる方法」という大きく2つの構造を取っています。

解像度を上げる方法がある程度分かっているベテランの方々は、前半3章まで読むだけでも十分かもしれません。解像度を上げる方法を求めている人は、4章以降もざっと読んで、使える『型』をぜひ見つけてください。

🔭 未来の解像度を上げる

最後の8章に「未来の解像度を上げる」という章もつけています。この章は、前著の『未来を実装する』でよく聞かれた「未来をどうやって描けば良いのか?」という質問に対する答えのつもりです。答えの中でも解像度に関連することしか書けませんでしたが、半分ぐらいはカバーできているのではないかと思います。

私個人の願いも多分に入っているこの章も、その内容が読者の皆さんに伝わると良いなと思っています。

📙 格好良い装丁

『解像度を上げる』、表紙がとても良い感じなので、ぜひ書店に出向いて、手に取ってみてください。

 

目次

第1章 解像度を上げる4つの視点

第2章 あなたの今の解像度を診断しよう

第3章 型を意識しながら、まず行動からはじめて、粘り強く取り組み続ける

第4章 課題の解像度を上げる―「深さ」

第5章 課題の解像度を上げる―「広さ」「構造」「時間」

第6章 解決策の解像度を上げる―「広さ」「構造」「時間」

第7章 実験して検証する

第8章 未来の解像度を上げる

 

11/19 (土) 18:10 ~ 19:00 に Twitter Space で編集者の方と、出版までの裏話も含めてお話しする予定です。もしご都合合えばご参加ください。

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